令和5年2月14日、岡山市議会が開会した。
この日は、令和5年度の予算案や施策について議論が行われる重要な日であった。市長の大森雅夫氏は、市議会に向けて今年度の予算案に関する提案理由を説明した。
一般会計の予算額は3,623億円で、前年度比で2.6%増となる。
大森市長は、医療、介護等の社会保障費が増加していることやエネルギー価格の上昇が影響を及ぼしていると指摘した。また、岡山市では、感染症対策としてワクチン接種を推進しており、今後も市民の安心を最優先に施策を講じるとした。
待機児童の解消が市政の最重要課題の一つで、本年度の達成後も今後の維持を見込んでいると述べた。さらに、子ども医療費助成についても、制度の拡充に向けて検討を行い、安全で安心な育成環境の整備を目指すとしている。
この日は、会期の決定や専決処分の報告があった。市議会は、会期を本日から3月10日までの25日間と決定した。大森市長は、岡山市の未来に向けた取り組みとして、地域振興や文化の発展にも力を入れる方針を示した。
特に、岡山芸術創造劇場の開館に向けた準備が着々と進められている。市は、地元商店街との連携を強化しながら、地域の魅力向上に努めている。
また、連携中枢都市圏形成に向けた協議も進められ、協約の変更が提案されている。これにより、岡山市を中心とした地域発展につながることが期待される。
さらに、令和5年度の包括外部監査契約の締結や工事請負契約の締結についても打ち出されている。これら一連の施策を通じて、岡山市は持続可能な地域づくりと経済の活性化を目指すとしている。
議会は、次回2月20日に再度開会し、引き続き予算案等の審議を行う予定である。市民の意見を踏まえた施策の展開が望まれている。