令和5年6月22日、岡山市議会において、学校給食やデジタル政策に関する様々な議題が取り上げられた。
特に、学校給食の充実と農業振興の重要性については、宿女和子議員が広く議論を展開した。近年、学校給食が民間委託へシフトする中で、地元農家との関係が薄れつつあることに懸念が示され、市の給食制度について具体的な見直しが必要であるとの意見があった。宿女議員は、岡山市での農産物活用を阻害するような新たな制度のあり方に疑問を呈し、地域小規模認定事業者制度の柔軟さを求めた。これに対し、大森雅夫市長は岡山市の農業振興への貢献を否定せず、現行制度に則って対応する意向を示した。
次に、急速充電設備や海洋プラスチックごみ対策についての質疑も行われた。柳迫和夫議員は、キッズスペースなどの整備状況を確認し、避難所のトイレ問題への対応についても議論を促した。荒木昭彦危機管理監は、避難所トイレに関する現状を説明し、マンホールトイレの設置状況についても言及した。