令和3年6月定例岡山市議会が開会した。
本日の会議では、43名の議員が出席している。
開会の挨拶後、議席の変更と会期の決定が行われた。会期は今後の審議の結果、6月23日までの17日間と確定した。
日程の中で特に注目を集めたのは、令和3年度岡山市一般会計補正予算(第2号)であり、これに関する予定総額は約39億6,800万円である。大森雅夫市長は、補正の背景として新型コロナウイルス感染症対策を強調し、特に感染症患者への対応策が必要であると述べた。
岡山市では現在、感染者数が徐々に減少傾向にあるものの、依然として多くの指標が厳しい状態にある。市長は新型コロナウイルスの影響による経済状況に対処するため、医療体制の強化や予防措置を徹底する必要があると訴えた。市民へのワクチン接種も進めており、高齢者への接種を7月中旬に終える予定だ。
また、補正予算の内容には、子育て世帯生活支援特別給付金や保健所の体制強化が含まれており、学生や高齢者への支援策も計画されているという。それに加え、公共交通の整備や地域振興基金の活用による地域活性化策も強調された。
市長は、岡山の持続的な発展と市民生活の向上を目指し、これからも透明性と公平性のある施策を進めていく考えを示した。今後の経済回復に向けた施策展開が期待されるとのことだ。