令和5年6月定例岡山市議会が開催され、24日間の会期が決定した。
高成 壮磨議員が議長を務める中、46人の議員が出席し、開会が宣言された。
議会では令和4年度の各会計の繰越計算書について、次年度への繰り越しを目的とした9件の報告が行われた。大森 雅夫市長は、これらは令和5年度に繰り越して執行するための報告であり、必要な部分について理解を求めた。
また、市長は新型コロナウイルス感染症の影響による経済回復に向けた施策として、特に市民生活に寄り添った対応を強調した。3年以上にわたり続いた感染症の影響を受け、岡山市では引き続き専用電話を設けて相談を受ける体制を維持している。
次に、甲第94号議案として岡山市市税条例の一部改正についての提案があり、これにより特定小型原動機付自転車に係る軽自動車税の見直しが予定されていることが説明された。
さらに補正予算関連の議案が一括上程され、全39件についての説明が行われた。特に注目されたのは、一般会計の補正予算49億9,300万円余の賛同で、これは新型コロナウイルスに起因する影響への支援策が含まれているということだ。
また、日程第5では特別委員会の設置についての議論が行われ、新たに予算特別委員会と決算特別委員会が設置されることが決定された。
最後に、岡山市の議会委員会条例に関しても提案があり、議長の指名による委員の選任方式が確認された。この改正は、委員会の運営を効率化し、より良い議会運営を図る狙いがあるとされる。
本議会は今後、6月19日に再開される予定である。