令和5年5月18日、岡山市で臨時市議会が開かれた。
この会議では、議員の選任や補正予算など重要な議題が取り扱われた。
市長の大森雅夫氏は、初の議会挨拶で、議員の当選を祝福し、新たに構成された議会について説明した。特に、新型コロナウイルス感染症の影響に言及し、岡山市の状況が改善していることを強調した。大森市長は、「今後も市民生活や事業活動の正常化に取り組む」と述べた。
本会議では、付議された専決処分の報告が数件行われた。報第17号から報第24号までは、市有車両に関する事故や経済的損失に関するもので、賠償額の決定などが報告された。特に、リース契約した公用車の事故報告について言及され、適切な対応が求められた。
次に、甲第88号議案についての審議が行われ、令和5年度岡山市一般会計補正予算(第1号)は、11億5千万円の増額が決定された。この補正は、物価高騰による影響を受けた低所得の子育て世帯への支援が主な目的であり、児童一人当たり5万円の特別給付金が約束されている。
続いて、甲第89号議案では、岡山県公安委員会委員の推薦同意が求められ、大土弘氏が推薦された。また、甲第90号議案では、新監査委員として藤原哲之氏と福吉智徳氏の選任同意が行われ、いずれも議会は異議なしで決定した。
神崎衛生施設組合議会議員や岡山県南部水道企業団議会議員の選挙も指名方式で実施され、選任結果が報告された。市議会の新たな体制のもと、効率的な議事運営が期待される。