令和5年2月、岡山市の定例議会が開催され、様々な議案の審議が行われた。
特に注目されたのは、令和5年度の岡山市一般会計予算である。岡山市長の大森雅夫氏は、一般会計予算案の中で、経済成長を促進するための施策を強調した。この施策には、賃上げを含む様々な措置が含まれており、国の政策にも呼応した内容となっている。大森市長は、経済循環向上に向けた取り組みや支援が市民生活に寄与することを強調したが、それには明確な施策が伴う必要があるとも述べた。
また、災害廃棄物の処理についても重要な議論が表立った。災害発生時に迅速に支援物資を各避難所に配送する体制を整えることが報告された。これにより、災害時の市民負担を軽減することを目指している。しかし、民間企業との協力が不可欠であり、そのための体制強化が急務であると指摘された。
さらに、町内会活動の活性化も議題に上がった。町内会数や会員数はほぼ変わらないものの、加入率が若干下降しているとのこと。この問題に対し、岡山市は地域の活動を促進するための支援を検討していくことを約束した。
地域振興や公共交通ネットワークの充実についても議論が進められ、多様な交通手段の相乗りが求められる。今後、岡山市はバス協などと連携し、より持続可能な公共交通のあり方を模索する必要がある。