令和元年6月26日に、岡山市議会は定例会を開議し、さまざまな議案が審議された。
特に、注目されたのは令和元年度岡山市一般会計補正予算に関する議案であり、総額は約29億8,000万円に達する見込みである。市長の大森雅夫氏は、「この補正予算案は市民サービスの向上に資する重要な施策である」と説明し、議会側もその意義を強調する。
また、議会では保育制度に関する議論も行われた。公明党の平元道隆議員が提起した子ども医療費助成に関する質問に対し、大森市長は「来年度の補助対象を広げることを検討している」と述べ、今後の拡充に意欲を示した。特に近隣市と比較した際の不公平感を解消するため、市は助成範囲の拡大について前向きに検討する意向を示した。
さらに、公園の遊具に関する問題も取り上げられた。これに対し、栗田泰正都市整備局都市・交通・公園担当局長は、「管理的な課題があり、点検や修繕を進めている」と説明。公園遊具の使用禁止に関しては、議員からの強い要望を受け、早急な修繕計画を案内する考えを示した。
また、緊急の対策として、遊具点検や修繕の周知を強化する旨が話された。市民からも公園の遊具が使用禁止の状態を早期に改善することが求められており、市側はその重要性を再確認したとした。最後に、岡山市は、特定保育事業の無償化に向けた条例改正を含む各議案を一括して審議し、その内容についても今後しっかりと市民に対して説明していく意向を示した。