令和5年6月定例岡山市議会が開催され、代表質問が行われた。
初日には46人の出席者があり、議会の議題には新型コロナウイルス感染症の影響や育児休業の取得促進、ゼロカーボンシティ宣言に関する取り組みが含まれている。
特に、育児休業については、鬼木のぞみ議員がその取得率が50%を超えた市役所において、さらに高い目標を設定していることを伝え、その充実を求めた。鬼木議員は、男性職員の育児休業取得を促進するための代替要員の配置についても言及した。
また、ゼロカーボンシティについては、岡山市が2050年までに温室効果ガス排出量ゼロを達成するためのロードマップの概要が報告された。環境局の福田広志次長は、プラスチックの分別回収によって再資源化し、二酸化炭素の排出を削減する計画について説明した。中原貴美市民生活局長は、地域の安全対策についても強調し、用水路への転落防止を目的とした取組みが進行中であることを紹介した。
会議では、不登校の子どもたちへの支援や、夜間中学設置についても議論が行われた。特に夜間中学の設置に向けて準備が整いつつあることが確認された。
最後に、マイナンバーカードに関する問題が挙げられた。市長は、この問題に対して国に対しての要望を伝えることは重要であり、国民が安心して医療を受けることができる体制を整える必要があると述べた。
今回の会議では、若手議員や増えた女性議員の声を反映することが期待されている。鬼木議員は、投票率が過去最低を更新したことにも言及し、若者の政治参加の重要性を訴えた。