令和2年6月定例岡山市議会が開会した。
議会は、46名の議員が出席し、本日は多くの議案が議論される予定である。
会議の冒頭、浦上雅彦議長は、会議の運営について新型コロナウイルス感染症対策を強調し、出席者に協力を求めた。これに基づき、議席の配置が調整された。
まず、第1日程として会期についての議論が行われた。
会期は、本日から6月24日までの17日間と決定され、異議なく進行した。
次に、乙第3号議案の提案が行われた。提案者である成本俊一議員は、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、令和2年7月分の議員報酬を10%減額する条例改正を提案した。
議員一同から賛成の声が上がり、原案は可決された。
続いて報告事項に入る。令和元年度の岡山市一般会計繰越明許費繰越計算書に関する報告がなされた。大森雅夫市長は、各町の事業関連の具体的な内容について説明を行った。
報告された議案は、引き続いて検討が行われ、令和2年度補正予算など51件が議題として取り上げられた。
大森市長は、現在の感染状況を踏まえた、自市の状況を詳述し補正予算案を提出した。
中でも、感染拡大防止策を講じつつ市民生活を守る重要性が強調された。市の支援策は25億円を超え、急な支援を要する事業への支援が計画されている。特に飲食業などの厳しい状況に対し、飲食店経営者との連携を進めていると述べた。
また、待機児童問題についても言及され、受け皿整備の状況が報告された。
市長は今後も、オンライン化の中で対面での交流の重要性も訴え、公共の場での文化的活動や緑の増加など、地域の魅力を高める施策を進める考えを示した。
今後の議会日程についても共有され、次回の本会議は6月12日午前10時に予定されている。議会はこの後、休会に入り、質疑は後日行われることとなった。
このように、岡山市議会は新型コロナウイルス感染症に対応した取り組みを進めながら、多様な議案を扱っている。