令和元年6月18日、岡山市議会は定例会を開き、代表質問を行った。
議会では、岡山市の未来に向けた様々な施策について議論された。主に取り上げられたのは、少子化や高齢化などの社会課題に直面する中、地域経済の活性化や若者の定着を図るための施策である。特におかやま創政会の代表質問として小林寿雄議員は、企業誘致や創業支援の取り組みについて強調した。
小林議員は、「岡山市では企業誘致数が順調に推移している。これは、官民の連携が功を奏している結果ではないか」と述べ、今後もさらなる支援が必要であると強調した。特に、岡山は大学発ベンチャーが強く、いい意味で活性化されてほしいと語った。
次に議論されたのは、中山間・周辺地域の活性化である。特に、連携中枢都市圏構想の取り組まりについても言及されている。岡山市周辺の7つの市町と連携協力をし、相互にサービスを向上させていくことが期待されている。この取り組みは、地域経済の活性化を促すためにも不可欠であり、今後の展望に注目が集まる。
また、交通政策に関しても、生活交通の確保や公共交通の利便性向上が重要視されている。高齢化が進む中、お年寄りが安全に移動できる環境は必要不可欠である。市長は、地域交通の側面でも十分な整備を行っていく意向を示した。特に、福祉の側面から高齢者の生活を支えることが求められている。
さらに、防災対策の重要性が強調され、豪雨災害の教訓を基に、早急に対策を講じる必要性が訴えられている。特に、地域住民による自主防災組織の設立を促進し、地域での防災力を高めることが重要であるとされている。
総合的に、岡山市の様々な課題に対する取り組みが進められているが、今後も市民の声を大切にした施策が求められる。議会での活発な議論を通じて、岡山市の重要な決議が形成されることが期待されている。