令和5年11月の岡山市議会定例会で、さまざまな重要な議題が討議された。
中でも注目を集めたのは、病児保育についての施策である。
病児保育施設への利用状況は、令和5年度は4月から10月までに3,969人が利用したが、利用定員がいっぱいのために受入れ不可となった件数については施設側からの報告が無いため把握していないとのことだ。このような状況を受けて、保護者からは施設の空き状況を一覧で確認できるウェブサイトの設置が求められている。
さらに、岡山市ではコロナ影響からの回復を見越して病児保育の受入れ体制を拡大させることが期待されている。特に、利用者の認知度を上げ、実績を向上させるために、システム化や情報発信の強化が急務となっている。
岡山市の出会いのひろばについても、議論が行われた。出会いのひろばは、独身男女の出会いの場を提供するもので、令和4年度までに計3回のイベントが開催され、カップル成立が数多く報告されている。市はその費用対効果を評価し、今後もイベントを開催し、利用者のニーズに応えようとする意向が示された。
次に、職員の働き方改革についての発表があった。新たに導入される「孫休暇」が目に留まる。市長が発表したこの制度は、地方自治体として初の取り組みであり、職員のワークライフバランスを充実させる効果が期待される。この取り組みには、他の企業も追随することが望ましいとされ、持続可能な社会へ向けた働き方の大転換が講じられる。
水道事業に関連しては、来年からの水道料金改定が焦点に上がった。市が公表した内容によれば、改定を行わなかった場合には、今後の給水安定に影響を及ぼす事象が考えられるとのこと。資産・設備投資の不足が懸念され、水道料金の値上がりを余儀なくされる可能性がある。
また、市が行う今後の予算執行に関しても言及があり、生活者や事業者に対する支援が充実するよう適正な予算要望がなされている。特に、エネルギー・物価高騰への対策が急務とされ、市は次年度予算編成に当たっては市民の生活を守ることを念頭に進めていくという姿勢が示された。