令和4年9月8日、岡山市で定例市議会第3日目が開かれ、議員らが集まり様々な議案が審議された。
会議では、自民党岡山政隆会の小川信幸議員が代表質問を行い、特に市長の政治姿勢や人事政策についての見解を求めた。市民に奉仕する精神を持った職員の確保が喫緊の課題である中、慎重な人材確保の方針が重要視されているとした。
財政運営については、岡山市第六次総合計画の目標実現に向けて、行財政改革を進める中での厳しい状況が浮き彫りになった。市長の大森雅夫氏は、新型コロナウイルス影響を含めた社会保障関連の費用増加を挙げ、予算編成に向けた内情を明らかにした。
新型コロナウイルスの第7波到来についても言及され、医療機関が逼迫している状況下で、保健所が情報提供に努める必要性が強調された。地域経済への影響などを鑑み、適切な医療体制の維持が求められている。
防災訓練に関しては、今年度も最新の災害に備えた訓練が行われたことを報告し、地域防災力強化の重要性が議論された。また、自治体として取り組む地域振興施策や、トップスポーツの支援、アリーナ建設に向けた進捗状況も共有された。今後、岡山市における移住定住施策の成果と展望が期待され、市民生活の向上を目指す姿勢が窺えた。
そのほか、事業承継支援や観光プロモーションに関する取り組みについても多くの意見が交わされ、住民の利便性向上や経済活性化に向けた具体策が取り沙汰された。特に、マイナンバーカード普及率の向上に向けた取り組みが必要であることが指摘され、関連する課題が浮き彫りとなった。