令和3年2月18日、岡山市議会が開会されました。
午前10時から、今後の運営や予算について議論が進められる予定です。議会冒頭では、浦上雅彦議長が会議録署名議員として柳井議員と鬼木議員を指名。続いて新型コロナウイルスに関する状況報告があり、岡山市での累計感染者数は1,246人に達します。市長の大森雅夫氏は、この状況を踏まえた新年度予算案について報告しました。
来年度の予算は、一般会計で3,441億円、対前年度比0.2%の増となります。市長は、コロナ禍による市税収入の減少を挙げ、複雑な財政状況を強調しました。特に、社会保障費の増大が予算の大きな要因とされています。
また、岡山市では新型コロナウイルス対策として、現在までに863億円の補正予算を組んでおり、感染防止を最優先課題とする方針を示しました。新年度の新型コロナ対策関連予算は16億円が計上され、これにより市民生活への直接的な支援を行う考えです。
報告では、市民の不安を解消するためのワクチン接種に向けた取り組みも言及されています。市長は、「ワクチン接種の円滑な実施に向けて着実に準備を進めている」と述べ、市民が安心して接種できる環境を整えることが重要であると強調しました。
他にも、岡山市では未来に向けた成長を期待しつつも、新型コロナウイルス拡大による影響に対しての警戒を続ける必要があるとし、今後の施策に注力する考えです。特に、新たな経済対策が求められる中で、地域経済回復に向けた取り組みも進める方針です。
市長は、「みんなでこの難局を乗り越え、岡山の未来を守るために全力で努めていく」と述べました。議会の終了後、予算案及び今後の施策についてさらに議論が続く予定です。