令和6年2月29日に岡山市議会は、令和6年度予算案や関連議案を中心に議論されました。
特に注目されたのは、地域防災への取り組みです。長岡将克議員が、地域防災について質問しました。
この中で、避難所運営ゲームの実施を通じて、地域住民が避難所での様々な課題を認識する重要性が強調されました。
長岡議員は、特にペット避難や電気の復旧についての取り組みが必要であると述べました。
例えば、ペットの同行避難は、周囲の理解を得るためにも、今後の課題であると指摘しました。さらに,太陽光発電の活用についても言及され,減災や補助の観点から,実用的な運用方法を模索していく必要があるとの見解が示されました。
また、部活動地域移行についての議論も盛り上がりました。長岡議員は,中学校の部活動が地域で支えられる体制を構築する意義について触れました。特に、デジタル技術を活用した指導方法を導入することで,地域の方々が関心を持ちやすくなり,地域活性化に寄与する可能性があるとしました。
更に、支え合い活動の推進についての質疑も行われました。高齢化や人口減少が進む中で、地域に支え合いの精神を根付かせる重要性が強調され,今後の新たな取り組みに対して期待が寄せられました。
性的マイノリティーへの配慮についても議論がありました。桑田桂子議員は,避難所での配慮が多様性を持った市民の尊厳を守るために重要であると訴え、具体的な施策を求めました。 質疑を通じて,避難所運営マニュアルの見直しや、性的マイノリティー支援の充実が必要との認識が一致しました。
また,がん患者へのアピアランスサポート制度についても質問がありました。これに対して、体質に応じた支援が求められており、今後も幅広く情報収集を行い、必要な施策が講じられる必要があります。
岡山市では、農業用省エネ機器等導入緊急支援事業の結果が期待されており、都心部から離れた地域でも経済的な影響を受けないよう支援を続けてまいります。
全体を通じて、地域住民の声を反映した予算編成が求められており、議会での意見が今後の政策に生かされることが期待されています。また,市としてもさらに地道な取り組みを進めて参ります。