令和3年第8回定例会が12月10日午後1時30分に開会され、多くの議案が承認された。
主要な内容としては、子育て世帯への臨時特別給付金事業があり、この施策は新型コロナウイルス感染症の影響を受ける家庭の支援を目的としています。町長の青野高陽氏は、「給付金は年内に5万円、残りの5万円は国の動向を見て判断する」と述べました。
議案の一つ、一般会計補正予算第10号は全会一致で可決され、歳入歳出予算にそれぞれ1億9140万円が追加され、合計133億3512万8000円に達しました。この中には、子育て世帯への臨時給付金が含まれます。
また、民生教育常任委員会からの報告では、美咲町立旭学園の設置が承認され、さらに国民健康保険条例の改正案も可決しました。健康保険法施行令の改正に伴い、出産一時金の額が引き上げられることが決定され、幅広い影響を持つことが期待されます。
一方、選択的夫婦別姓制度を求める請願は、不採択となりましたが、議員の中からは賛成の声も上がりました。藤井智江議員は、現行の法制度が家族の多様性を損なっていると主張し、制度改革の必要性を訴えました。
今定例会では、議案第115号一般会計補正予算も承認され、各課の予算削減や追加資金投入に関する報告がされました。特に、自治体の財政状況を反映しながら、新型コロナウイルス対策費用の調整が行われたことが強調されました。