令和6年第1回美咲町議会臨時会が、2月1日に開催された。
本議会の目的は、能登半島地震への対応及び町の予算や事業について慎重に審議することです。特に、エネルギーや食料品価格の高騰に対する生活支援が重要な議題となっている。
冒頭、議長の松島啓氏は、去る1月1日に発生した能登半島地震に対する哀悼の意を表した。犠牲者に黙祷を捧げ、町としても支援体制を強化していくことを強調した。青野高陽町長は、不幸な状況にある町民を見舞うとともに、支援活動の状況を説明した。
青野町長は、今回の臨時会で提案される議案について、条例改正、一般会計補正予算、工事請負契約、財産の取得に関する計6件であると述べた。特に一般会計補正予算は、物価高騰の影響を受けた低所得世帯や町内の福祉施設などを支援するものであり、合計5686万5000円を追加する計画が示された。
今回の会議では、質疑応答が行われ、議員たちからは各議案に対する具体的な確認がなされた。松田英二議員は、議案第2号の予算内容について質問し、実施予定の給付金事業の詳細を把握した。また、藤井智江議員は多世代交流拠点整備事業における厨房機器の使用に関する配慮を確認した。特に、障害者や高齢者の利用を想定した設備の設置が求められている。
議案は全て議員の賛成により可決され、本日の会議を通じて、美咲町としての柔軟な対応が求められていることが改めて確認された。青野町長は、議決を受け、早急に執行に移すことを約束した。さらに感染症予防の必要性を呼びかけ、町民への配慮を忘れないよう訴えた。議会は45分間の短い時間であったが、重要な議題を無事に終えることができた。今後も町民の福祉向上に向けた議論が続けられることが期待される。