令和5年第7回美咲町議会の定例会が、12月4日に開かれた。
青野高陽町長は、開会挨拶において、議会の透明性向上へ向けた取り組みを評価した。特に、全国的な注目を集める具体的な成果として、早稲田大学マニフェスト大賞優秀賞や議会改革賞の受賞について言及。このことは、議会の運営に対する多くの視察も招き、外部からの評価を高めているとの見解を示した。
町長は、各議案の審議に対して慎重な検討を求めた。これに続き、日程第2において会期が本日から12月15日までの12日間と決定した。
今回の定例会では、条例の制定、改正案件、補正予算案など多くの議案が上程され、積極的な議論が期待される。特に、補正予算案に関してが重視されており、生活支援やインフラ整備に関する経費が計上される。
日程第3では、議員各位からの諸般の報告が行われた。交通安全に関する秋の出発式や、社会福祉大会に議長が出席したことが報告された。また、北海道から九州まで各地の議会からの視察に対応してきたことも触れられた。
さらに、委員会の中間報告では、行財政改革の提案書や補助金制度について質問があり、その改善案が示された。具体的には、補助金制度に関して、利用者ニーズに基づいた見直しや、行き過ぎた支出の是正が提案された。
美咲町議会ではペーパーレス化も進められており、タブレット端末を用いることで、議事の透明性と効率性を高めた運営が実施されている。この取り組みは、議会の運営面においてどのような成果をもたらすのか、今後の経緯が注目されるところだ。
最後に、町長は新型コロナウイルス及びインフルエンザの流行の懸念を示し、高齢者や基礎疾患を抱える方への感染予防策を強調した。また、子ども・子育て支援施策や官民共創に関する進捗を報告し、地域活性化の重要性を訴えた。