令和6年第2回美作市議会6月定例会が、2024年6月25日に開催された。
議会では、美作市庁舎・文化施設・防災公園建設特別委員会の中間報告が行われた。委員長の和田広宣氏によると、新庁舎建設工事は約2か月遅れており、2025年2月上旬を落成式の目標としている。
また、委員からの質問に対し、駐車場の整備に関しては、庁舎来客用の駐車場は完成予定だが、職員用の駐車場は開庁後に整備される見込みとのことだ。
物価高騰の影響もあり、建設費用の見直しが必要であることが強調された。執行部は、スライド条項に基づく工事費の調整を行っており、健康推進委員会やフレイル予防に関する取り組みも意識しなければならないと述べた。
続く議案審議では、議案第45号の「美作市健康寿命を延ばそう条例」が可決され、議員からは健康禁忌の重要性が強調された。特に、地域フレイル予防や健康増進施策といった新しい指針が示され、新たな取り組みが期待されている。
また、美作市の国民健康保険の特別会計補正予算も採決され、これは全員賛成で可決された。具体的には、2025年度の健康寿命延伸に向けた施策を支えるための募集が実施されるという。
一方、複数の請願が取り上げられ、特に食費の無償化を求める請願には、支援策を模索する必要性が再確認された。
具体的な詳細としては、請願第4号「介護保険の訪問介護基本報酬引き下げの撤回」を求める請願が趣旨採択され、全議員が賛成する形となった。このように、市民の生活と福祉に直結する重要な議案が多く論じられた。