令和5年第2回美咲町議会定例会が開催された。
午前9時30分、松島啓議長が開会を宣言した。この日の定例会では新型コロナウイルス感染症の収束に向け、万全な感染予防対策が実施されている中、議会の各種活動が報告された。特に、町長の青野高陽氏が述べた施政方針が注目され、多くの議案が上程されることが強調された。
開会に際し、松島議長は新型コロナウイルスの減少傾向を受け、引き続き感染防止対策への協力を呼びかけた。また、出前議会の実施を通じて地域住民の声を議会に反映させる重要性を伝えた。
さらに、青野町長は2025年の美咲町誕生20周年に向けた計画として、義務教育学校の設置や多世代交流拠点の整備など、地域の未来を見据えた取り組みを講じていることを明らかにした。
本定例会の議題には、学校建設や多世代交流拠点整備を含む当初予算の審査が含まれており、過去最大となる予算規模が話題となった。具体的には、多世代交流拠点整備事業の全体像についても説明が行われ、新しい地域振興を図る考えが示された。
青野町長は、「昨今の課題に対応し、子ども・子育て支援を強化するため、こども笑顔課を設置し、地域ぐるみでの取り組みを進める」と強調した。さらに、議会による承認を求める姿勢を見せた。
議案の報告においては、条例の制定や改正、予算案の詳細が説明され、各議員からは活発な質疑が予想される展開が期待された。議案の中新しく設立される課やプロジェクトが町の発展に寄与することを目的としていることが説明された。
この日は総じて、町のビジョンである持続可能なまちづくりや地域活性化への意気込みが議論され、多くの議員が意見を交換する様子が見られた。なお次回議会では一般質問が行われる予定である。