令和2年第2回定例会において、青野高陽町長は公共施設の再整備計画を発表した。特に、大垪和町民グラウンドの廃止を含め、同施設の土地利用に関する民間業者及び金融機関からの問い合わせが寄せられていると述べた。これにより、地域の活性化が期待されている。
また、町長は教育行政において、小・中学校を地域ごとに3つの小中一貫教育校として指定することを目指している。しかし、具体的な町内の基本計画は策定されていないとのことだ。これに対し、議会から既存の計画を元に明確な指針を求める声が上がる中、町長は教育現場からの意見を踏まえた柔軟な対応を示唆した。
鳥獣被害対策については、啓発活動や捕獲、駆除の強化を進める方針が示された。特に、被害を受ける農業従事者への支援策として、狩猟免許更新の補助や箱罠の貸与が予定されている。また、教育委員会では、この制度が効果的に活用されるよう、町民と連帯して施策を進めることが求められている。
一方、介護保険に関する質疑が多く寄せられ、藤井智江議員は国保税の高騰や滞納問題について追及した。現在の国民健康保険税は、高齢者にとって負担が大きく、特に子育て世代に過重な負担を強いている現状がある。保険税の均等割の軽減や、若年層に対する免除制度の拡充を求める意見が相次ぎ、具体的な取り組みが期待されている。