令和4年第4回美咲町議会定例会が6月10日に開催された。
開会にあたり、議長の松島啓氏が出席議員14名の確認を行い、定足数に達していることを報告した。今回の日程には、委員長報告、質疑、討論、表決などが含まれており、次の項目に移るごとに議論が進められた。
特に注目を集めたのは、追加議案の報告である。青野高陽町長が提案した一般会計補正予算では、新型コロナウイルス感染症に対応する地方創生臨時交付金が重要なポイントだった。町長は、地域の実情に応じた支援が必要であることを強調し、補正予算が生活者や事業者の負担軽減を目的としていることを述べた。この補正予算は総額で1億2,251万8,000円が追加され、これにより生活支援特別給付金なども予算に計上されている。
また、議案第65号の一般会計補正予算についても多くの議員から質問が寄せられた。健康推進課に関する質疑では、補正金が新型コロナウイルスワクチン接種体制に充てられることが説明され、特に新しい支出の増加が話題となった。山本宏治議員(総務産業常任委員会委員長)は、歳入全般を通じた効率的な財政運営が求められると意見を述べ、全会一致で承認可決された。
この会議では他にも多くの議案が上程され、可決されたことから、地区振興や経済支援に向けた一歩が前進することとなった。委員長報告に対する質疑も行われ、各議員から委員会の審査結果に対する理解が示された。
閉会に際して、青野町長は住民への生活支援について改めて感謝を述べ、深刻な燃料費高騰の中でも地域が支え合うことが求められると強調した。今後の町政運営においても、地域住民の意見に耳を傾け、持続可能なまちづくりを推進する姿勢を貫くと述べた。議員の皆様にも日頃の活動への感謝の意を表し、さらなる協力をお願いした。
このように、令和4年第4回美咲町議会定例会は、住民の生活向上に向けた新たな施策が進む重要な場となった。