令和2年第8回美咲町議会定例会が11月30日、午前9時30分に開会され、出席議員は13名と、定足数を満たしていた。
議長の松島啓氏が冒頭に挨拶し、数日前に発生した新型コロナウイルスのクラスターについて触れ、地域住民の安全確保に向けての取り組みを強調した。
感染症対策として、今定例会においても、議場でのマスク着用が求められている。
その後、議事に移り、まず「会議録署名議員の指名」について、形井圓議員と延原正憲議員が指名された。続いて、「会期決定の件」が話し合われた。
忠政堅之副町長による提案により、会期は12月1日から12月11日までの12日間と決定された。
また、「諸般の報告」として、議長が先月行われた岡山県北森林・林業活性化促進議員連盟の視察に関する内容を報告した。
視察先での木質バイオマス発電施設見学について、持続可能なエネルギー利用の推進を目的とした活動が評価された。
さらに、議案報告の序でに書かれた「議案第1号」では、令和元年度津山圏域資源循環施設組合会計の決算に関する内容が示され、歳出額が15億5221万円、歳入は16億9439万円で、収支差額の1億4208万円が強調され、原案通り可決された。
議案第2号についても報告され、令和2年度津山圏域資源循環施設組合の補正予算案においては、歳入歳出それぞれ4573万円の補正が提案された。予算計上の目的が明示され、全会一致で可決された。
続いて、討論では、委員会からの報告を受けて「地域の産業振興」に向けた要望書について、意見交換が行われ、今後の事業展開に対する期待が表明される場面も見受けられた。
表決においては、全ての議案が賛成多数で可決され、今年度もなお、地域振興に力を入れた施策展開が引き続き強調されていた。
結びに、次回は12月1日に議会を再開し、一般質問が行われることが報告され、定例会は午前11時23分に散会した。