令和3年第8回美咲町議会定例会が開催された。
本会議では新型コロナウイルス感染症に対する取り組みや、教育・地域振興関連の議案が取り上げられた。
議長の松島啓氏は、参加者への感謝の意を表しつつ、年度末に迫る今後の取り組みの重要性を強調した。
議題には、新型コロナウイルスの新たな感染動向が懸念される中で、感染拡大防止活動が引き続き求められることにも言及した。
特に、今期定例会の会期は12月10日までの12日間と決定され、審議される各種議案が重要であることが述べられた。
青野高陽町長は、議案の提案理由を説明し、特に義務教育学校整備に関する案件に注目が集まっていると指摘した。
旭地域の学校は来年度に着工予定であり、校名も「美咲町立旭学園」となる。
また、地方自治体の機構改革についても触れられた。
忠政堅之副町長は、旭・柵原両総合支所の組織統合を発表し、地域振興課設立を通じて住民サービス向上を目指すと述べた。
両地域の義務教育学校整備について、早期の進捗が期待されている。
議案では、特に「美咲町立学校設置条例の一部改正」や「美咲町消防団条例の一部改正」が注目され、各議員からも質問があがっている。
さらに、町内の中小事業者への支援に関する給付金制度も報告され、63件の申請があったことが伝えられた。
新型コロナウイルス関連での支援策として、生活の安定を図る取り組みが続けられている。
美作岡山道路や鳥獣害対策の進捗についても説明され、公聴や意見交換が求められた。
結びとして、次回の会議は11月30日、一般質問を行う旨が伝えられ、散会となった。