令和2年第6回美咲町議会定例会が9月18日に開かれ、さまざまな議案が審議された。
議題は委員長報告から始まりました。各常任委員会が審査した案件についての報告があり、特に総務産業常任委員会が付託された条例案や補正予算について詳細に説明しました。議案第118号は美咲町議会議員及び町長選挙に関する選挙運動の公営に関する条例で、選挙運動用自動車やビラ作成における公費負担について承認されました。これに対し、「全会一致で委員会承認を得た」と山本宏治議員(総務産業常任委員会委員長)が強調しました。
続いて、議案第119号の一般会計補正予算(第5号)も登場。この補正予算は、地域振興や公共事業に関連する多数の事業費を織り込んだものです。さまざまな課の報告が行われ、例えば建設課からは、「新型コロナウイルス感染拡大に伴う公共交通への支援が908万円計上されました」との説明がありました。議員たちはこの内容に熱心に質疑を行い、群を抜いて地域支援の必要性が強調されました。
さらに、青野高陽町長が行った提案説明では、追加議案として一般会計補正予算(第6号)や工事請負変更契約の内容が報告されました。「柵原地域義務教育学校建設事業のため、建築設計業務委託の限度額を1億8000万円とすることを提案します」と述べ、地方自治法に基づく必要性を訴えました。
その後、採決が行われました。議案118号および119号は挙手により全会一致で可決され、質疑なしで進んだ議案に対する討論はありませんでした。青野町長は「町民の理解を得ながら、さらに前向きに取り組んでいく」と合間に述べ、この定例会の閉会に際し、議員に対して感謝の意が表されました。