令和5年第4回定例会が開催された。
午前9時30分に始まった会議では、14名の議員が出席し、各種議題が討議された。最初に松島啓議員が広聴と広報の充実について質問した。この中で、松島議員は町民との対話を重視し、「広聴が先行する形での広報のあり方」を提案した。これに対して町長の青野高陽氏は、町民の意見や提案を受ける対話の場を設ける考えを示した。
みさき共創室を設置し、フラッとトークや出前議会を通じた意見交換の場も設けている。岡本幸広みさき共創室長は、子育て世代を重点に情報発信を行う方針を発表した。特に、初回のフラッとトークでは、子育て世代の母たちと意見交換が行われ、町民からの具体的な提案も寄せられたことを述べた。次回は、町民提案に基づく企画も検討したいとの考えを示した。
また、観光振興の分野においては、片上鉄道開業100周年を祝うイベントや、中央児童公園みさキッズパークのリニューアルが好評で、観光や地域振興活動が活発に行われている。美咲町産の特産品であるたまごかけごはん専門店「食堂かめっち。」も、来場者数が増加しており、町の魅力を発信する一助になっている。
スポーツ分野においては、地域の健康促進を目的としたウオーキングイベントや卓球大会が予定されており、コミュニティの活性化に寄与している。アフターコロナでは地域のつながりを強化し、新たな住民の参加を促進するための取り組みが必要とされていると松島議員は強調した。