令和元年第5回定例会が令和元年9月3日に開催された。主要な議題としては、美作岡山道路の建設に関する覚書が取り上げられた。
青野町長は覚書が平成9年に締結されたことを確認し、その原本が紛失したことに対し遺憾の意を表した。町長は本覚書の内容が現在の業務に支障をきたしていないと強調し、文書管理の徹底を行う意向を示した。
また、地元調整の具体的な内容について、町長は道路整備促進に向けて地元合意形成を図ることを認識していると述べた。町長は、8町の合併による道路建設を進めるためには、地元の意見に耳を傾ける必要があるとし、今後のワークショップを通じた意見聞き取りを計画していることを明かした。
山田議員は県教育委員会の動向に触れ、県が義務教育学校に対して前向きでないとの懸念を示した。県教委からの人事や教員の採用について不安を感じ、そのため地域の担い手が必要であると訴えた。教育長は、県教委との連携が進んでいるとの認識をもっているが、議員からの指摘には再度確認が必要とのスタンスを持った。
また、美作岡山道路の早期開通に向けた取り組みが不可欠であることは全会一致の認識であり、引き続き住民と協力して進めていく姿勢が示された。
さらに、災害時の避難所運営についてのマニュアル作成が進行中であることや、苫田ダムの事前放流や住民への啓蒙に関しても話し合われた。特に、苫田ダムの事前放流に関しては、住民へ早期に情報を提供することが重要であるとされ、その方法の具体的な検討が進められていくことが確認された。