令和4年第1回美咲町議会臨時会が、1月21日に開会した。
町長の青野高陽氏は開会の挨拶で、依然続く新型コロナウイルス感染拡大に対する支援の必要性を訴えた。特に、ここのところの感染状況を踏まえ、慎重な審議を求めた。出席議員は14人と定足数を満たし、議事が円滑に進んだ。
日程に従い、まず議会録署名議員の指名が行われた。続いて会期が本日1日間に決定された。その後、議案の報告が行われ、町長から提出された2件の議案が上程された。
町長は議案第1号である一般会計補正予算について詳細に説明。総額369,980,000円の追加を含む補正予算は、コロナウイルス感染症への対応を目的としたものである。また、非課税世帯に対する特別給付金事業も含まれ、対象世帯に100,000円を支給する計画が示された。
さらに、議案第2号として、柵原地域の義務教育学校建設に伴う字の区域及び名称の変更が提案された。この内容も、地方自治法の規定に基づき、議会の承認が求められた。
議案に対する質疑はなく、討論も行われなかった。そのため、議長である松島啓氏は、両議案について委員会付託を省略することに異議がないことを確認した。
表決の結果、議案第1号と第2号はどちらも全員賛成で可決された。青野町長は、今回の補正予算が新型コロナウイルスによる影響を受けた町民のための施策であり、迅速に実行することを約束した。
また、臨時会を閉会するにあたって、町長は引き続き感染防止対策を徹底するよう町民に呼びかけ、地域の支援に努めると述べた。議長も皆に感謝の意を表し、体調管理に注意を促した。
この臨時会は午前10時30分に開会し、10時44分に閉会した。