令和3年第5回定例会が、6月3日に開催された。
この会議では、一般質問を中心に重要なテーマが議論されました。特に、美咲町の棚田の景観維持に関する質問が注目を集めている。
6番の山本資議員は、新型コロナウイルスワクチン接種への感謝から、土砂災害防止について質問を開始しました。彼は、自主防災組織の意識向上や、防災訓練の内容について具体策を尋ね、避難行動要支援者への対応についても言及しました。これについて、青野高陽町長は、砂防基礎調査を通じた地域への周知を行ったことを強調しました。
次に、初当選した板垣正寿議員が、棚田の景観を守るための具体的な施策を求めました。提案された施策は、「生産性、新規性、将来性」の三つの観点からの提言でした。町長からは、棚田の維持保全に向けた取り組みの重要性が述べられ、棚田保全に向けた活動が進行中であることを確認としました。特に、地域住民との協力が今後のカギであるとの認識が示されました。
この会議の中で、特に印象的だったのは、農業の持続可能性に向けて、町の施策がどのように進められるのかという課題です。議員たちは具体的な事例を交えて質問し、農業の高齢化や担い手不足の解決策を求めました。これに対し、青野町長は、地域の皆様との対話を通じた取り組みを推進する意向を示しました。
板垣議員は、災害時の供給地域の維持や、住民生活への影響を含めた議論が必要とし、今後の美咲町の姿を考えていく姿勢を強調しました。また、地域の資源を有効に活用し、地域おこし協力隊との連携を図ることにも触れました。
このように本議会では、自然災害への備えや農業の地域資源としての活用について具体的な施策が提案され、町の未来を見据えた議論が多くの協議を呼び起きています。議員たちは、一丸となって美咲町の発展を目指す道筋に興味を持ち、心意気を見せています。