令和５年第２回定例会が開催され、様々なトピックについての議論が行われた。特に議員からの一般質問が議程の中心となり、重要な政策課題が取り上げられる。
代表的な質問の一つとして、山本宏治議員が認知症対策について言及した。町長の青野高陽氏は、全国的な高齢化に伴い、認知症患者数が増加すると指摘し、本町でも約１２％の高齢者が認知症と認定されていることを説明した。加えて、認知症サポーター養成講座における実績や今後の取り組みについても触れ、地域との連携が不可欠であると強調した。
重要な日時である三休公園に関しても議論が行われた。山本議員は親子連れを対象にした遊具整備の期待を寄せた。町長はオープニングセレモニーの開催を予定し、地域の活性化に寄与することを表明した。
さらに、青野町長が掲げるベビーファースト宣言に関する質問では、子育て支援の強化が語られた。長期的な人口減少対策として、連携事業を推進することが期待されており、具体的な取り組みが求められている。
また、松田議員は、令和５年度の当初予算編成方針について深く掘り下げた。町長は予算の選択と集中、それに伴う見直しを進めており、特に地方交付税や国の補助金を有効に活用する考えを示した。物価高騰に対応した施策についても、適切な意見表明がなされる。
三船議員はデジタルトランスフォーメーション（ＤＸ）の重要性について述べ、住民生活をより豊かにする手段としての意義が問われた。町長はＤＸが持つ業務改革の本質を捉えつつ、町民にとってのメリットが最大限発揮されるように努める意向を示している。
これらの議論を通じて、美咲町の未来に向けた具体的な方針が示された。特に、地域の課題に対して柔軟に対応する姿勢が強調され、町民に対する責任感が、各議員の発言に表れている。今後の取組に期待が寄せられている。