令和2年10月30日に美咲町議会の臨時会が開催された。
この臨時会では、全ての議案が無事に可決された。議会の最初に、町長の青野高陽氏が新型コロナウイルスの感染拡大への懸念を表明した。青野町長は、集団感染が近隣市町で発生していることに触れ、全議員に早期の回復を祈念した。また、感染防止対策の徹底を呼びかけた。
議会の進行は、最初に会議録署名議員の指名から始まり、会期は1日間で同意が得られた。議案の報告では、青野町長から5件の提案が示された。議案第138号から141号までの内容には、財産の取得や工事請負契約が含まれている。特に、第138号議案では、エックス線撮影装置の取得が7,700,000円で行われることが述べられた。
続いて、議案第139号では、学習用端末の取得計画が報告された。これには640台のタブレット端末が含まれ、取得金額は28,582,400円である。議案第140号と第141号では、工事請負契約についての詳細が伝えられた。特に、第140号議案では、小学校の大規模改修工事が175,527,000円で行われる。
各議案の内容については、質疑が行われたものの、特に疑義が挙がることはなく、迅速に表決に進んだ。その結果、全議案が原案通り可決されることに至った。青野町長は、可決に深く感謝し、議決内容の迅速な執行を約束した。
最後に、新型コロナウイルス感染症の新たな波が迫る中、町民への感染防止策の徹底が強調された。特に、11月3日に予定されている友好都市との協定締結式について、感染症対策を十分に講じた上での開催が案内された。議会は午後3時19分に閉会し、今後の健康管理と安全安心な町づくりが再度呼びかけられた。