令和2年第6回(9月)定例会が開催された。
この日は、一般質問や議案に対する質疑が行われ、町民の関心が高まった。
特に議員たちからは、精神障害者への医療助成制度の見直しや、黄福タクシーのサービス向上に関する発言が目立った。
中でも注目されたのは、形井 圓議員による一般質問である。この議員は、町民の意見を基に、親切な対応を求めて、役場職員の態度に対する改善を訴えた。特に、彼は「町民のために知識を還元する役場であってほしい」と強調した。これに対し、青野 高陽町長は、美咲町職員の研修制度の充実を約束し、自立した行動が求められる現状において、職員の資質向上が重要であると認識を示した。
また、農業施策についても形井議員が質問した。特に、農業従事者の高齢化や農地の荒廃が進む中で、農業機械の導入支援を求める声が上がった。立石 克之産業観光課長は、農業施策の見直しが必要であると認識し、今後の調査検討を約束した。さらに、農業振興地域の指定解除に関しても、実情に応じた柔軟な対応を模索していく意向を示した。
この議会では、新型コロナウイルス対策として、子供たち向けの給付金制度の実施が発表され、町長は、その支給方法や対象者の周知を図る意向を示した。また、地域住民の支援についても議論がされ、特に高齢者への配慮が求められた。各議員が町民の立場に立った発言を繰り広げ、住民の声をしっかり拾い上げる姿勢が印象的であった。