令和3年第2回定例会は、3月19日に開催された。議会の総額予算は184億4,266万円に上る。普及するコロナウイルスの影響を考慮しつつ、町長は、議会からの意見を真摯に受け止め、実行に移す覚悟を示した。
議案では、美咲町役場の位置を定める条例の改正が特に重要視された。これは、地域の利便性向上や防災拠点の強化を目的とし、多数決により可決された。この改正に関して、町民との密な意見交換が進められる予定である。
介護保険条例の一部改正にも焦点が当たった。議会では、保険料の基準額が7,000円から6,300円に引き下げられる点も話題となった。一方で、過去の保険料収入についての正当性が議論され、過剰徴収を指摘する意見もすでに挙がっている。また、新たに導入される家族介護用品の特別給付事業は、町民の支援と介護サービスの充実を見込め、期待に応える形で進められる見通しである。
表決の場では、全議案が賛成多数で可決された。本会議での結論も、当初予算案を含む各種議案の進捗に注目が集まっている。今後も、住民との対話を大事にし、円滑な運営を目指すという町長の言葉が強調された。