令和2年6月1日、備前市役所議場で第5回定例会が開会した。
市長、田原隆雄氏は新型コロナウイルス感染症により影響を受けた市民生活への支援について報告。特別定額給付金につき、5月19日からの支給状況を明らかにし、給付金額は19億8,630万円に達したと述べた。市長は、「市民に迅速な支援を行っている」と強調。
次に、総務産業委員長、石原和人氏は請願第15号の報告を行い、被災者生活再建支援制度の拡充を求める意見書を全会一致で採択したと説明した。石原氏は、「制度の改善が急務である」と指摘し、具体的な対応が必要との意見を述べた。
また、発議第3号および発議第4号に関する議を立て、いずれも原案が可決された。発議第3号では、被災者生活再建支援制度の拡充を求める意見書の提出が決議されたことが確認され、発議第4号では、備前市健康づくり推進条例が制定された。
続いて、議長立川茂氏の辞職が許可され、議長選挙が行われた。守井秀龍氏が新議長に就任し、「公平公正を旨とし市の発展に貢献する」と抱負を語った。議会はその後、議席の一部変更、副議長の辞職許可および副議長選挙を行い、掛谷繁氏が副議長に選出された。
会期は26日間と決定され、次回の議題に備えることとなった。市議会では新型コロナ対策を含む多くの政策が協議され、議員たちが一丸となり市民生活の支えとなることが求められている。