令和3年6月21日、備前市役所議場にて第3回定例会が開かれ、市の重要案件が議論された。議案に関しては特に「令和3年度備前市一般会計補正予算第2号」が注目され、予算決算審査が付託された。この議案は市の財政における健全性を維持するため、大いに意義があるとされている。
また、土地取得事業等に関する補正予算も取り上げられた。質疑の際、山本 成議員は、土地取得予定地の面積や地権者の意向に対して詳細な質問を行った。総務部長の高橋 清隆氏は、取得予定地は4,502.22平方メートルであり、地権者の意向も確認済みであると述べた。続いて、監視体制の強化も求められ、土地取得事業の透明性を担保する必要性が強調された。
議案第61号では、三石出張所を総合支所に変更するための設置条例が審議された。立川 茂議員は、地域住民に対する具体的なメリットを問うたのに対し、総務部長は主要機能を強化することで地域の課題解決につなげると述べた。コストについても言及され、職員の再配置により人件費の増は抑えられるとのことだった。
また、議案第62号では市の組織体制について、1室5部から1室9部への改正が提案された。立川議員は、この改革によってコストアップが見込まれることを懸念したが、総務部長はその要求に耐えうる体制を整える意志を示した。
非常に多くの質疑を受けた議案第66号、教育に関する権限の特例については、「図書館建設における効率的な運営が求められているため、市長部局への権限移譲が適当である」と、教育長の松畑 煕一氏が説明した。
最後に、請願第19号から第21号までの請願が紹介された。特に請願第19号では、赤穂市福浦産業廃棄物最終処分場設置計画の中止を求める意見書が提起され、環境への懸念がダイレクトに伝えられた。今後、この請願も含めた重要な決議が期待される。