令和5年6月19日、備前市役所において第3回定例会が開かれた。
この会議では、一般会計補正予算に関する議案が上程され、市長の吉村武司氏が補正予算についての提案理由を説明した。
議案第72号においては、熱中症対策助成事業として、75歳以上の高齢者を対象にしたエアコン購入助成が計画されている。この事業は、高齢者の健康維持を目的としており、補正額は7,000万円である。
また、議案第73号では、夏季休業を利用した中学校グラウンドの水はけ改良工事のために7,478万円の補正が提案された。
病院事業会計補正予算についても、議案第74号が上程され、吉永病院用の機械備品の購入に660万円の追加が必要であることが説明されている。
総務産業委員会での質疑において、立川茂議員は企業用地造成事業特別会計の補正予算に関し、用地の現況や交通アクセスについて質疑を行った。産業部長の淵本安志氏は、用地の詳細や産業ターゲットに関する情報を提供した。予定地は吉永町で、面積は約2.4ヘクタールであると説明した。
さらに、質疑では学校教育の無償化に関する請願第7号も上程され、松本仁議員がその趣旨を説明。国に対して教育改革を求める運動が高まっていることを訴えた。
この定例会では全体的に予算案が可決されたことが報告され、特に熱中症対策及び教育に関する施策が重要視されている様子が伺えた。今後、重要な議題として市民生活に直結する政策が多く取り上げられることが期待される。