令和2年6月15日、備前市で行われた第5回定例会では、複数の補正予算案が提案され、特に新型コロナウイルスの影響を考慮した内容が強調された。
田原 隆雄市長は「令和2年度補正予算第5号」は、観光業や外食産業への支援策を講じていると説明。プレミアム付き応援券の発行、雇用継続支援金、低所得者世帯への給付金を含む。
具体的には、プレミアム付き応援券に係る経費や、水道料金の負担軽減を図るための補正が含まれる。さらに、臨時特別給付金や子供出産に関する特別給付金も予算化されている。
また、介護保険対策、飲料水供給、及び水道事業に関する補正予算も提案され、それぞれがコロナ影響への緊急対応として位置づけられている。
特に、水道料金の基本料を6ヵ月間免除する施策が検討され、これが個人や法人にも広く影響するとされる。星野 和也議員は、飲料水供給特別会計の条文に基づき、その背景を問い合わせた。
さらに、報告第6号から報告第10号までの各報告書も提出され、特に公共事業の整備について今後の進捗報告が期待される。中西 裕康議員は新庁舎整備に関連する経費や漏水事故の原因について質疑を重ね、意見が活発に交わされた。
会議の中で、藪内 靖議員及び中西 裕康議員が提起した請願についても取り上げられ、特に頭島グラウンドゴルフ場の整備や核兵器禁止条約への調印を求める意見書の採択が議論された。