令和元年12月4日、備前市役所で第4回定例会が開催され、様々な課題が議論された。
主な議題には、文化・スポーツによるまちづくり、大規模災害への備え、教育環境の改善が含まれている。
特に、市民が大きく関心を寄せるのは、文化・スポーツツーリズムの推進およびその影響だ。青山議員は「日本遺産やスポーツを生かした観光資源に注目し、文化・スポーツコミッションの設立について意見を求めた」。田原市長は前向きな姿勢を示し、団体との協働が重要と強調した。数字で見ると、来る2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて多くの期待が寄せられている。
また、議会では教育問題も焦点となった。青山議員は中学校再編整備について、教育環境のあり方について質疑を行った。奥田教育長は「変更の必要性を感じており、地域の意見を反映する取り組みを進める」と努める姿勢を表した。
安全面でも懸念が取り上げられ、特に通学路の安全対策が求められた。近年の交通事故を受け、児童の安全確保が喫緊の課題だ。教育長は、通学路の見直しや危険箇所の特定を行っていることを報告し、今後も継続的に対策を進める意向を示した。
さらに、部署問わず見解が求められた防災・減災の取り組みについては、地域住民への周知や研修等の実施が強調され、より充実した防災対応の重要性が確認された。
実行できる課題も多く、特に認知症などの高齢者問題や防災教育は早急な対応が期待されている。市民への理解を広める施策が求められ、市の教育長、職員がそれぞれの立場から意見を出し合い、具体的な対策が必要である。今年度の取り組みを次年度に結び付けるためにも、確実な方向性の打ち出しが求められる。