令和2年9月11日、備前市役所議場にて第7回定例会が開催された。議題の中で、伊里小学校のプール改修問題が取り上げられた。川崎輝通議員は、プールの改修計画においてFPRプールとステンレスプールの比較検討欠如を指摘した。教育部長は、FPRプール選定の理由として、初期コストの低さや施工の容易さを挙げたが、議員はその見解に異議を唱え、ステンレスプールの耐久性や廃棄後のコストを重視する意見を述べた。
次に、議論は旧財産の管理と利用に移った。川崎議員は、旧日生保育園の再利用について問い、市執行部はその方針を示していないことを批判した。また、旧アルファビゼン解体の問題が浮上し、具体的な利用計画を提案するよう求めた。解体することで12億円の価値が消失する可能性についても留意すべきである。
その後、水上の太陽光発電施策が議題だ。蓄積された経験から、市民の水害に対する懸念も対話での合意形成が不可欠であると伝えた。
また、今回の定例会では新型コロナウイルス関連の支援策についても取り上げられた。特に、児童福祉分野にて働く保育士や支援員に対する慰労金の支給が提案され、今後の協議を求める声があった。
さらに、公共施設の管理計画も進行中とのことで、危機管理に向けた体制の強化が求められている。