令和元年11月27日に行われた第4回定例会において、備前市議会は多数の議案を審議した。
本定例会では、議会運営委員会において決定された通り、会期が24日間に設定された。議長の立川茂氏は、議会の開会にあたって出席した市民に感謝の意を表した。
また、議案第97号、平成30年度備前市一般会計歳入歳出決算の認定が審議された。予算決算審査委員長の橋本逸夫氏は、審査結果を報告し、一般会計の決算が賛成多数で認定されたことを伝えた。苦情として中西裕康氏が挙げた点は、苫田ダムの水源地域振興事業に関わる税金の使い方を指摘し、この支出が無駄であるとの意見を述べた。
続いて、市長の田原隆雄氏が登壇し、令和元年度の一般会計補正予算をはじめとする16件の議案を提案した。主な内容として、障害者自立支援に係る給付費の追加や、来春開催予定のイベントに対する補助金などが含まれた。市長は「各議案については慎重に審議してほしい」と強調した。
議案の中には、新庁舎建設に関する工事契約の変更もあった。市長は、契約変更の目的について「建物全体の意匠バランスを考慮し、設計事務所や工事監理者と連携しながら進めている」と説明した。また、備前市立認定こども園設置条例の改正案についても説明し、その目的は子供たちへの教育環境の充実に寄与するものであった。
会議録署名議員の指名や、議会の運営に資する細かな事項においても、全議員による活発な意見交換があり、議案の内容について議論が続いた。討論の末、これらの議案は次々と認定及び承認され、議会は滞りなく進行した。