令和5年8月30日、備前市役所議場において第4回定例会が開催されました。議会では多数の重要な議案が上程され、市長提案による補正予算に関する説明が行われました。
吉村武司市長は、令和5年度一般会計補正予算について詳しい説明を行い、歳入歳出それぞれ11億9,682万2,000円の追加が予定されていると述べました。これにより、予算総額は242億2,588万9,000円に上ると報告されました。
また、補正予算には備前焼ミュージアム新築工事に伴う経費や、デマンド車両の統一的デザイン業務委託料が含まれていることも明かされました。議員たちは、特別会計補正予算に関しても補正額を承認し、これに基づく協力を求めました。
特に注目されたのは、議案第80号及び第81号での名誉市民の同意に関する質疑でした。中西裕康議員は、特に「社会文化の興隆または備前市の発展に功績」という表現の具体性について疑問を呈しました。その応答として、市長はこの提案が市の発展に寄与した者に対するものであるとし、名誉市民候補について市民の理解を求めました。
名誉市民として推薦された小長啓一氏は、備前市新庄出身であり、経済産業省において重要な役割を果たしたと強調されました。また、大石久和氏も技術職の最高ポストで貢献した実績があり、備前市の発展に寄与したと市長は述べました。
さらに、市はフランス・ヴァロリスゴルフジュアン市との姉妹都市協定締結に向けた考えも共有し、国際交流の促進に期待を寄せています。議会では、これらの案件に関する質疑が行われ、原案に同意する形で採決が進みました。
特別会計や決算報告についても詳細が報告され、議員たちが補正・決算認定案について十分な意見交換をしている様子が見られました。議会はこれらの議案を多数決で可決し、議論を重ねた結果、各種提案につき理解が深まったようです。今後も持続可能なまちづくりを目指し、市民との対話を重視した議会運営が求められると考えられています。