令和元年6月の備前市第2回定例会が開催された。議会では、38議案と8件の報告事項が提案され、議事が進められた。
議事の冒頭、議長の立川茂氏が挨拶をし、出席した議員は15名で定足数を満たしていることを確認した。その後、会期について22日間と決定され、議案の上程が始まった。特に議案第41号、令和元年度備前市一般会計補正予算が重要な議題として取り上げられた。市長の田原隆雄氏は、この補正予算について、健康づくり拠点施設への活用や低所得者支援に関する経費を計上していることを強調した。
また、議案第44号として備前市教育委員会委員の任命同意についても討議され、質疑応答が行われた。議員からは新委員に立花朗氏を指名することについて疑問が呈される場面もあったが、意見は一致し、同意が得られた。さらに議案第45号、固定資産評価員の選任同意についても拍手により承認された。
この定例会において特に注目を集めたのは、備前市の税制や福祉政策の次期策定に向けた重要な提案が含まれている点だった。田原市長は、地元のニーズに寄り添った政策運営を提示し、市議会の協力を求めた。特に災害弔慰金や外国人支援といった新たな施策への期待も高まっている。
最後に、議長は全議案についての採決を行い、全ての議案が原案通り可決された。議会は、6月6日から11日までの休会を決定し、本日の会議を閉会とした。議員たちは、市民の期待に沿うべく、今後も市政に力を入れる姿勢を示した。