令和4年6月第2回定例会での議論は多岐にわたるテーマに集中した。
まず、市民活動に対する保険の導入が検討されている。市民団体やボランティア活動を支援するため、他市の成功事例を参考にし、導入へ向けた準備を進める方針が確認された。
次に、使用禁止となっている市内の遊具に関する問題が提起された。市長は、使用不能状態にある遊具の撤去と修繕を進める計画を述べ、ここに新たな交流の場を設ける考えを示した。特に高齢者向けの健康を意識した公園整備の必要性が強調された。
公共交通については、西鶴山や香登地区でのバス路線の導入案が浮上している。市長は、交通の難しさや利用者の利便性向上のため、デマンド交通の可能性について言及した。特に、高齢者に対する移動手段の確保が緊急の課題であることが強調された。
土地取得について、市が提案したいくつかの用地についての背景や購入理由も説明された。特に、備前病院前の用地に関しては、発熱外来など、現場利用者のニーズに応える目的があることが明らかにされた。
企業版ふるさと納税については、年間30億円を目標に、企業訪問や東京・名古屋事務所の開設を通じて寄付金を獲得する具体策が語られた。地域再生計画との調和を図りつつ、進捗を慎重に見守る必要があるとの認識が示された。
市政運営については、厳しい財政状況が続く中での持続可能な運営方針が語られ、将来的な投資判断が市民にとっても重要であるとの認識が共有された。