令和4年2月、第1回定例会が令和4年3月4日に備前市役所議場で開かれた。
市長の吉村武司氏は、消防団員の待遇改善について議論を喚起した。特に出動報酬の引き上げを強く望む声が上がっている。最近のデータでは、岡山県の消防団員数が減少傾向にあることが報告されており、維持するために料金の改善が必要だとされている。具体的には、出動報酬が一日あたり8000円、年額報酬が3万6500円となるべきとの意見が多い。吉村市長も、消防団員の待遇改善を検討していると人気を見せた。
さらに、超小型・軽量可搬ポンプの導入も提言された。特に林野火災が発生しやすいシーズンには、活動の迅速化が求められる。消防団員の意見を聞きながら、導入の検討が進められる見通しである。安全装備品の充実も重要な課題で、団員が安全に活動できるような装備の整備が進むことが期待されている。
また、プレジャーボートの放置問題も議論された。岡山県内での不法放置艇が多く、不法放置艇への対策が求められている中、市長は地元での協力を強調した。民間マリーナの整備と市内の係留施設の空き状況も調査され、放置艇対策の一助になるとされている。
さらに、組織の再編に関する条例については、より迅速かつ効率的に行政ニーズに対応するための取り組みとして、高い評価が賜った。市民ニーズの多様化に関して、組織が柔軟に対応する仕組みが構築されていることが強調された。
また、施政方針の中で、児童虐待やDV対策に対して、今後の市としての方向性が示された。市民の安全が保障されるよう、関係機関との連携が強化され、具体的な施策が進められていく所存である。