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備前市第2回定例会、施政方針に対する多様な意見が交わされる

備前市第2回定例会では、施政方針を基に様々な課題について質疑が交わされ、特に中学校統廃合や待機児童対策が注目された。
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令和2年3月6日に開かれた備前市第2回定例会において、市長は施政方針を基に様々な課題について報告した。特に強調されたのが、三石と吉永の中学校の統廃合に関わる議論だ。これに対し、14番 中西裕康議員は、地域からの意見を聞く必要があると指摘した。

特に「地元の意思が感じられていない」とし、意思決定に対する住民の不安を解消すべきだと強調した。一方、市長の田原 隆雄氏は、教育委員会の専門的判断を支持しつつ、決断の重要性について述べた。

更に、備前市立病院についても質問が上がった。中西議員は「南北病院のベッド数の配分はどうなるのか」と具体的な運営方針を問うた。これに対し市長は、地域医療サービスの維持向上を目指しており、合併時に掲げた病院の二極化プロジェクトを進めるとした。

また、待機児童の問題も深刻で、森本 洋子議員は保育士不足を指摘し、教育長・奥田 泰彦氏は今後の対策として新規採用と待遇改善を行う方針を示した。具体的には、パート職員の報酬を引き上げる施策を汲み取り、待機児童の解消を目指していくと述べた。

防災意識の向上についても議論された。市民生活部長は、市職員で防災士の資格を持つ者が3名いると報告したが、さらなる資格保持者を求めていく必要があるとの考えを示した。

最後に、観光振興策に関する発言も多かった。守井 議員は、備前焼や地域の魅力を活かし、観光客を呼び込む施策の重要性を訴えた。市長は、新たなプランを策定し、地域の資源を最大限活用する方針を示すとともに、国際交流にも力を入れていくと説明した。

このように、備前市議会では地域の発展と市民の生活に密着した議論が交わされ、次期施策に向けての理解と協力を求める声が強まった。市民の意見を尊重し、かつそれを実行に移す体制を整えることが期待される。

議会開催日
議会名備前市令和2年3月第2回定例会
議事録
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