令和2年6月3日、備前市において第5回の定例市議会が開かれた。
この会議では、多くの議案が提出されたが、特に令和2年度の一般会計補正予算に関する議案が重要な焦点となった。市長である田原隆雄氏は、新型コロナウイルス感染症対策として提案された補正予算の内容を具体的に説明した。
田原市長は、「補正予算では、コロナの影響を受けた事業者への支援や、感染症対策のための経費を計上した」と述べた。また、歳入歳出それぞれ1億691万円を追加し、予算総額が229億9,502万7,000円になることを明らかにした。さらに、田原市長は今後の市民生活の状況についても配慮し、「追加の提案を行う予定である」と強調した。
議案第43号、令和2年度備前市一般会計補正予算(第3号)の質疑も行われ、議員たちから様々な意見が出されたが、特にコロナ禍における市の経済支援策に関しては活発な議論が展開された。議案は全会一致で可決され、今後の市の支出に大きく影響することが期待されている。
また、選挙に関する議題も複数あった。東備消防組合議会議員、和気老人ホーム組合議会議員の選挙、及び和気北部衛生施設組合議会議員の選挙が行われ、全ての選挙は指名推選方式で行われることが決定された。出席した議員からは、選挙方法に異議はなく、指名された議員たちが全て当選することが確認された。
最後に、議会は今後6日間の休会を決定し、この日の会議は午前11時08分に散会した。市の運営において重要な議案が通過したことで、市民への影響も高まることが予測される。