備前市は6月16日に令和4年第2回定例会を開催し、議員たちによる一般質問が行われた。特に子育て支援と公共交通の問題が多く取り上げられ、多様な意見が示された。
まず、3番の奥道光人議員が子育て支援について質問した。公園の整備状況や外遊びができる場所の増設が求められた。吉村市長は「子供たちが安心して遊べる公園の整備を進めていく」と答えた。
次に、人口減少対策については7番の青山孝樹議員が言及。企業誘致の効果や子育て支援の検証が求められた。市長は「企業誘致と子育て支援が人口増加に寄与する」と述べたものの、実際の効果は定期的に検証が必要なことも強調した。
また、防災や減災の観点から、青山議員は防災マップの活用と危険区域の点検について質問した。市長は新たな防災マップが配布されたこととその効果的活用を進める意向を示し、具体的な避難訓練の実施を計画しているとした。
運動部活動の地域移行についても議論が交わされた。市がこれからの施策をどのように進めるかが問われる中、松畑教育振興部長は地域各種団体との連携を重視し、文部科学省の動向に合わせた進捗を報告した。
最後に、公共交通の利便性が問われた。市長は生活道路を基盤とした活動が必要とし、特に高齢者を含む移動権の確保を進める方針を示した。市全体の交通網を見直し、地域ごとの特性に応じた対応が求められている。
本定例会では、多くの議論が活発に行われた。市民の生活に密着する問題として、それぞれの課題解決に向けた取り組みが求められる状況であり、今後の行政の動向に注目が集まる。