令和元年12月5日、備前市役所で行われた第4回定例会において、議員が市の人口減少問題を取り上げた。
議会では、人口減少が深刻な問題として認識されており、各議員が具体的な対策を提言した。特に、15番の橋本逸夫議員は、人口減少を食い止めるためには結婚奨励策が重要であるとし、具体的な施策を提案した。結婚祝金の増額や、結婚イベントの開催回数を増やすことが有効であるとした。
橋本議員は、これまでの婚活パーティーでは十分な効果が得られていないとの見解を示し、地域での出会いの機会を増やすためのイベントを提案した。例えば、地域の自然や文化を活かしたアウトドアイベントを通じて、若い世代が気軽に参加できる機会を持つべきとの点を強調した。
また、15番の議員は不妊治療への助成策も強調した。岡山県での助成金制度を参考にし、備前市独自の助成金制度の設置が急務であると指摘した。市の役職者もこの問題に対して一定の理解を示し、これからの施策に反映させていく必要があると述べた。
その後、橋本議員は出産祝い金の増額を再び訴えた。現在の10万円の制度では不十分で、家庭の経済的負担を軽減するためにもさらなる増額が求められるとの見解を示した。これは、子供を持つことに対するインセンティブとなるはずであるとした。
さらに、12番の土器豊議員は地域別に、具体的なまちづくりの提案も行った。日生町を例として、新たなまちづくりを進めるための会議の設立が必要であり、地域の皆さんが協力し合っていくことが重要であるとした。また、吉永駅の南口改札口の設置が求められる中、市長はJRとの調整を進めるとともにさらなるコミュニケーションの必要性を述べた。