令和2年2月25日、備前市議会において第2回定例会が開催された。
本会議は新庁舎の本議場での初めての定例会であり、出席議員は15名全員で定足数に達した。
まず、議長の立川茂氏が開会の挨拶の後、重要な議事日程に入った。1件目として会議録署名議員の指名を行い、田口豊作議員、森本洋子議員、石原和人議員の3名が指名された。続き2件目の会期については、30日間とすることが可決され、その後、市長から施政方針演説が行われた。
市長の田原隆雄氏は施政方針において、令和2年度の備前市一般会計予算を193億4,500万円とし、教育の充実や生活環境整備に重点を置いていることを強調した。
特に教育政策については、日生地区における認定こども園の開園や、保育料の無償化を継続するという施策を実施する方針を述べた。また、小・中学校教育においては、生きる力と郷土を愛する心を育むことに注力すると明言している。
さらに、若者世代の定住促進に向けた取り組みとして、保育士の確保や民間保育施設への援助拡大に言及した。
その後、議案上程が行われ、計36件の議案が提案された。中でも、固定資産評価審査委員会の委員選任同意や、印鑑登録及び証明に関する条例改正などが挙げられた。議案についての質疑は行われなかった。
最後に、採決が行われ、全体の議案は原案通り可決された。出席した議員は議事の進行に対し、前向きな姿勢で臨んでいる様子が伺えた。
休会日程については、翌日から3月3日までの7日間とすることが決定し、本日の会議は午前11時43分に散会した。市民の信託を受けて議員一同は街づくりに向けた施策の実現に向け、今後も慎重に検討を行っていく意向を示している。