令和2年8月6日に開催された第6回臨時会では、重要な議案が審議されました。
市長の田原隆雄氏は、議案の説明を行い、令和2年度備前市一般会計補正予算の内容について詳細を報告しました。この補正予算では、新型コロナウイルス感染症対策や教育現場への支援が特に強調されたことが特徴です。予算項目には、感染防止のための物品購入や学校施設の修繕などが盛り込まれており、総額は237億9,292万円に及ぶことが知れ渡りました。
また、田口豊作議員は、複数の財産の取得に関しての質疑を行いました。特に、随意契約の理由や契約日、そして今後の改善策に関して市民生活部長の藤田政宣氏より詳細な説明がありました。藤田氏は、契約は特定の業者に限られているため随意契約が避けられなかった点を挙げ、今後は法令遵守と職員の法律知識の向上を目指すと述べました。
議案審議においては、会期を1日間と決定し、全ての議案が原案通り可決されました。特に、議案第61号である令和2年度備前市一般会計補正予算は異議なく可決され、さらに第62号及び第63号の財産取得についても承認されました。
ただし、請願第16号については議長の守井秀龍氏により不採択とされました。この請願は、頭島グラウンドゴルフ場の施設建設後の整備を求めるものであり、議論の中では様々な意見が交わされました。請願を支持する議員は、地域住民からの圧倒的な署名を提出し、健全なスポーツ活動の確保を求めましたが、結果的に可否同数となり、議長の裁決により請願は不採択となりました。
今会議の結果、議会は市民の声と必要な施策に基づいた判断を下し、議員全体の合意により進められる政策が強調されました。今後も議会の活動が市民生活に役立つ情報となるよう努めていく必要があるでしょう。