令和3年2月第1回定例会が備前市役所議場で開催された。多くの議題が議論された中で、特に「新型コロナウイルスへの対応」が注目されている。市長の田原隆雄氏は、コロナ禍に対する対策を強調した。特にワクチン接種の円滑化に関する施策を進め、全市民にスムーズに接種を行うための体制を整えつつあると述べた。
また、公共交通のあり方に関する意見も次々と挙がった。石原和人議員は、市営バスの運行形態の見直しが必要だと訴えた。この地域の公共交通は厳しい状況にあるため、新しい運行形態を導入する必要性があると強調した。市長は、利用実態を重視し、運行ダイヤの見直しなどを継続して行っていくとした。
立地適正化計画についても議論は活発だった。掛谷繁議員は、この計画の進捗状況について懸念を示し、迅速な進行を求めた。市側は、新型コロナウイルスの影響を受けつつ計画策定は進行中であると説明した。特に住民説明会の開催を夏頃に予定しているとの報告もあった。
図書館整備については、より多くの市民が利用しやすい施設の整備が求められる。住民ニーズに応じた図書館の在り方についても議論が行われた。市長は、今後の計画に沿って対応していくと述べた。また、歴史文化施設の運営に関しても、地域資源を活用した更なる工夫が必要だとされ、発言が相次いだ。
最後に市道整備について。川崎輝通議員は、特にブルーライン交差点の安全対策について早急な改善を求めた。市側は、現状を把握し、必要な対策を講じる考えを示した。市長は、コミュニティの安全を守ることが最優先であると強調した。今後も住民の意見を取り入れながら、この問題に対応していく方針を示した。
全体を通じて、さまざまな議題に対して市側の真摯な取り組みと市民の声が反映されることが期待される。